少子化がますます進む時代。幼児教育の場で、今いちばん緊急な課題は何でしょうか?
それは、社会全体がいつのまにか苦手としてしまった「人と人とのかかわりのなかで生きる楽しさ」をあらためて育てることだと思います。
<そだつひろば21>は、子ども集団用と同じ内容の教示用の教具を用意しています。保育者と子どもたち、子どもと子ども同士が、同じ教具を手にしながら、自分のやり方や考え方を出しあい、やりとりを通じて学びあう、そういう教具です。文字や数字を学ぶ方法にはいろいろありますが、「かかわりのなかで学びあう」という姿勢こそ、今、いちばん大切にしたい幼児期の学び方ではないでしょうか。
子どもたちは園生活や遊びのなかで、すでにさまざまなことを学習しています。
だから、あらためて「教具」などを使う必要はない、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、生活や遊びのなかで子どもたちが知らず知らずのうちに学んでいる事柄を、よく工夫された教具を使って手元でじっくりと整理することは、より深い理解を助けます。「どうしてかな?」という疑問や、「なんだかヘン」という気持ちをやりすごさずに、きちんと考える習慣をつけることで、もっと自覚的に日々の生活や遊びを豊かに楽しむ姿勢-生きる力-が育つのです。
「かかわりのなかで学ぶ」・・・・・一人ひとりの子どもの成長を前提としたこの教具は、一人ひとりの発達段階に応じた指導と遊びを大切にするティーム保育に最適な教具でもあります。
これからの園生活にぜひお役立てください。
<そだつひろば21>が、21世紀の子どもたちへの豊かな贈り物となることを、心から願っています。
監修:藤永 保(お茶の水女子大学名誉教授)
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